薔薇の王女






「アイク、話って何?」

私がそう聞くとアイクは懐から何かを取り出し私に見せた、何かメダルのようなものを

「これは…?」

「このメダルは・・・アメリア様を襲った者が持っていたもので爆死したフォルカが持っていたものかと思われます。」
それは鷲が彫られている金のメダル

この鷲の紋章・・・どこかで・・・

「でも前の報告の時は何もなかったって…」

「申し訳ありません、あの場に黒幕の人物がいると考え奪われるのを防ぐ為に報告しませんでした。」

「そうだったの、でもなぜ私に知らせてくれたの?」



「クレア様は私を信じて下さった。私もあなたを信じてこのお話しをさせていただきました。」

そう言いメダルを私の手のひらに乗せた。

ギュッとメダルを握る、これが唯一の手がかり

アメリア様を殺した犯人を捕まえる為の
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