薔薇の王女
「アメリア様から?フィナ様はアメリア様とどういった・・・」

カップを持ち一口飲むとフィナ様はふぅ、と一息つき

「私ね、小さい時から毎日習い事や勉強をさせられたの。両親は厳しくてね…お裁縫やら料理やらあらゆるものを叩きこまれてね…」

そう話すフィナ様は少し悲しそうな顔をし

「だから私毎日毎日ずっと同じ事をやらされて遊ぶなんて事は許してもらえなかった…そんな時にねアメリア様がお父様の友人として来て下さったの。」
< 220 / 625 >

この作品をシェア

pagetop