薔薇の王女



あれからフィナは月に1、2回は城に遊びに来てくれる。私はその日がいつも待ち遠しく楽しみ。


今日は私の部屋で女の身だしなみってのをフィナに教わっている。


「こうやって少し髪を編み込めば可愛く見えるでしょ?そしたら後は後ろ髪を髪止めでとめたらいいの」

私の髪をいじりながらフィナは教えてくれる、鏡の前に座る自分の髪が自分でないみたい

「ぅわぁーーこんな風に変わるのね。」

いつも腰まである髪を縛ったり何もせずただ櫛でとかして終わりだった

それが今は横髪を編んでもらってそれを後ろで止めてもらって



何か自分で言うのもなんだけど


可愛いなこの髪型


女らしいし


ふふっフィナはお洒落だからね


「その顔を見ると気に入ったみたいね、クレアったらもうちょっとお洒落しないと!!」

そう言い私の隣に腰を降ろす。
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