薔薇の王女

ギュッって私の手を握り

「クレア？それは恋って言うものなの。その様子だと身分はあまり良くないみたいだね。」



そう…身分


私はこんなんだけどこの国の王女


でも彼は騎士団の一人


「でもそんなの関係ないわ…その気持ちが大切なんだからね！私はクレアが羨ましいな…」

そう言う顔はなんだか悲しそうな見えて

「そんなこと。フィナは好きな人っているの？」



私も気になる


だってフィナは綺麗だし何でも出来るから好意を持つ人はたくさんいるって思う。