薔薇の王女

翌日謁見の間にてエドワードの遺言がウィリアムによって発表され

「自分が亡き後にはフィナ嬢を後継者に指名する。との事」

その言葉に部屋にいた者がざわめいた


「順番からしてメアリ様じゃないのか？」


「何故メアリ様、クレア様の次のフィナ様が？」


「シーモア公はもしや？？」


まさかの展開にお姉様は目を見開きそして椅子に倒れる様に座って

「これにより、フィナ様がイギリス女王になられる！！そしてこのハンプトン城はフィナ女王様のもの。」

私は何も分からずただウィリアムを見ることしか出来ず

「よってメアリ様とクレアーー「待ちなさい！！」

ウィリアムの声を遮る様に誰かが叫び