薔薇の王女



「一目見て落ちてしまったんだよ。10も年が違う女に、俺はその後お前が厳しい教育を受けてると知った」



あの時の私は毎日がつまらなくて、笑いもしなかった

ウィリアムが会いに来てるとは聞いてたけど、そこまで興味もなかったし、どうでもよかった。





ギルフォードは私から身体を離し背を向け

「俺は大切な女すら守れない男だ!!」










「やっと・・・聞けた」



何よりも聞きたかった言葉


それは
< 330 / 625 >

この作品をシェア

pagetop