薔薇の王女
***






クソッ!!


こんなはずでは…何で俺が

こんな場所に


こんなところに入れられないといけんのだ??




ガチャリ…


「ウィリアム、女王陛下が面会を」

「女王??メアリ様か?」

牢のベッドから立ち上がり牢の番人の方へ目を向ける

「女王様、こちらです…」

扉が開き入って来たのは頭に王冠をのせた

メアリ様で

「ウィリアム、久しいわね。あなたとこんな場所で再会するとはね」

メアリ様は俺を見ながら笑い

俺は何も言わずただ苦笑いしか出来ず

「さて、ウィリアム何かまだ私に隠していることはないかしら?」







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