薔薇の王女
誰も言葉が出ず私達を見ている

お姉様に意見をしたのは初めてで少し怖いと思ったけど


今はそんなことどうでもいい


「フィナ様達は処刑する必要は「フィナの父が反乱を起こしたのよ」


笑みが消え睨み付ける様に私を見ながら口を開き


「ドーセント卿が反乱を起こしたのよ、もう既に首謀者のドーセント卿は捕らえてると報告があった。

反乱がなければ処刑しないつもりだったけど」


「そんな……フィナはただ道具にされて女王にさせられたのに!!」

私が叫ぶとお姉様は椅子から立ち上がり

私の前に立つと







パァン!!!!


右頬に痛みが走り私は膝をつく

口の中には血の味がしてヒリヒリと痛みがはしる
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