薔薇の王女



(ブニッ)


「ふぇ?ふぃなぁ?」

またしても鼻の先を摘ままれてしまった


「もうそんな顔しないで!!しっかりして!

ねえクレア?一つお願いがあるの」


「お願い…?」


「この国を救ってほしいの。アメリア様やエドワード様、それにあなたのお母様の様な王冠の犠牲者を出してほしくないの…

私には出来なかった…でもあなたには出来る、だってあなたは運命を受けいれ強く生きる力があるもの」

またお互い抱きしめ合う

これが最後だと忘れたい


でも現実が忘れさせてくれない


「だからね…私の命をあなたにあげる。私の分も生きて?幸せになって?

それが私がクレアの為に出来る最後のことだから」


何も答えれずただ首縦に何回も振るしか出来ない私


「もし生まれ変わったら私またクレアと仲良くなれるかな?」

そんなの


そんなの答えは決まってる
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