薔薇の王女
ギルフォードは兵に首切り台に連れて行かれる



この人を見れるのもこれが最後


私の愛しい人


「おいフィナ!!」


いきなり呼ばれ

夫はこっちに顔を向け


「むこうでも俺が愛してやるからな…お前の様な乳臭い娘は俺しか面接見きれないからな」


「ギルフォード……」




「先に行って待っててやるから…だから

迷わず俺のとこに来いよ…」


そう言い夫は広場に連れて行かれた。


私はあの人と一緒になれて良かった


待っててねギルフォード…









ドーン――――



大砲の音と共に処刑人の持つ斧が振り落とされ




そして




ザンッ





ギルフォードの首ははねられた衝撃で籠の中に落ちた
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