薔薇の王女
それから数日後
私は目を覚ました
そこは修道院の一室みたいな所で
真っ白なシーツやベッドが置いてあり、質素な椅子が私の寝ているベッドの近くに置いてあった。
何が何だか分からない
「ここは……?お母様?」
ガチャリと扉が空きシスターの様な格好をした女の人が入ってきた
「目が覚めたのですね、もう3日も眠っていたのですよ」
その女の人は母と年が変わらないくらいで
それよりも
「お母様は!?お父様も?」
女の人……ううんシスターは黙って私を抱きしめ
「あなたのご両親は………もう天に召されてしまわれたの」