薔薇の王女




「隊長ーーー!!」

その声で私はパッとアイクから離れる、コホンと咳払いをして落ち着く

私ったらもう恥ずかしい事ばかりして

パサパサとスカートのシワを伸ばしながら一人顔が真っ赤にしてると

「隊長!!ここにいたんですね!?もう俺あちこち探したのに居なくて…」

全速力でこちらに走ってきたのはセシルさんの仲間のケビンさんだった


なかなかな迫力で走ってきたから砂ぼこりがすごい


「ケビンか…私は今日は休みと言ったはずだが?」


「はい!!ですがどうしてもどうしても隊長に稽古をつけてもらいたくて!ここに参上いたしましたです!!」

鼻息荒い…ケビンさんの顔は生き生きしていて本当に稽古好きなんだなって思った


「クレア様…?何か大きな声がしましたが…」

心配してサシャが来てくれた、するとケビンさんはサシャを見るなり


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