薔薇の王女
私は本当にセシルが好き。愛してる。


「あなたに何かあったら俺は本気で奴を殺そうと思った、あの時も本当は足を切り落とそうと思ったくらいだ。」

抱きしめながらセシルは呟く。その頬には涙が流れていた。

「セシル…泣かないで?私あなたが悲しむのは辛いわ、私は大丈夫だから、王子から庇ってくれたの本当に嬉しかった…」

彼の涙を手で拭う。その手を捕まれ更に熱いキスをされる

その唇は私の喉にも口づけされ

「あっ…ダメセシル…変な声出ちゃう…」

だけど、セシルは無言で熱いキスをする。

彼のサラサラさした髪が顔に当たりくすぐったい



「ダメだ!俺は何してるんだ!」

いきなり自分を殴り私から離れるセシル、壁に頭を打ち付け、頭を叩く。

私はその様子が面白くて笑ってしまった。


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