薔薇の王女
「私はお姉様が心配、フェリンペ王子にあんな酷い仕打ちをされた後だから、でも何も出来ない自分も嫌いなの。はぁ。」
レオナルドは黙々と焼き菓子を作っていく。生地を伸ばし型をとりやいていく、手慣れた感じ
「クレア様はメアリ様を憎んだり、お嫌いになられた事はないのですか?」
いきなり聞くもんだからびっくりした
「どうして?」
「メアリ様は貴方の母親のアン様のことで憎んでおられた、しかしクレア様は一度もメアリ様を嫌ったりする素振りを見せませんでした。それが私には不思議で」
そんなの決まっている
「私はお姉様が大好きよ、たとえ罵られても憎まれても。そりゃあ確かに何でこんなに罵られなくてはいけないのって思った事もあるけれど…でもたった一人の家族だから…」
エドワードがいなくなりフィナもいなくなってしまった私には
レオナルドは黙々と焼き菓子を作っていく。生地を伸ばし型をとりやいていく、手慣れた感じ
「クレア様はメアリ様を憎んだり、お嫌いになられた事はないのですか?」
いきなり聞くもんだからびっくりした
「どうして?」
「メアリ様は貴方の母親のアン様のことで憎んでおられた、しかしクレア様は一度もメアリ様を嫌ったりする素振りを見せませんでした。それが私には不思議で」
そんなの決まっている
「私はお姉様が大好きよ、たとえ罵られても憎まれても。そりゃあ確かに何でこんなに罵られなくてはいけないのって思った事もあるけれど…でもたった一人の家族だから…」
エドワードがいなくなりフィナもいなくなってしまった私には