薔薇の王女



「お嬢ちゃんの思いはよく分かった、それにこんな可愛い子の頼み断ったら男じゃねぇな。俺達もスペインのやり方には納得いかなかったんだ、ここは一つ鼻をあかしてやるか。」


笑いながらまたお酒をグビグビ飲む、さっきまでの空気の違いに戸惑う私


「本当に、本当にありがとうございます!!」


「クレア様!!良かったですね、俺も力になりますから!」

カイも手を取って喜んでくれる。


「カイありがとう!あなたに会えて良かったわ!」


そしたらカイは顔をまた真っ赤にしながら下を向いてしまった


「カイ?」


そしたら周りから


(カイ坊何照れてんだよー!)

(そこで決めちまえよー!)


「そんな事無理に決まってるじゃないかぁ!!」


とカイが吠えた

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