薔薇の王女
レオを部屋まで引っ張って来て部屋に入り、誰も入ってこないように鍵をしめてカーテンを閉める。


「女王陛下?どうされたのですか?」


「いいから、早くそれ脱ぎなさい。」



カチャカチャと鎧を脱ぐ音が響く


お互い無言のまま。


「ねぇ、レオあなた恋人っているの?」


ベッドに座り聞いてみる



「私ですか?いませんよ、作るつもりもありません。私にはずっと想っている方がいますので」


目を伏せ話すレオナルド



「その方って誰なの?」


少しずつ顔を赤めるレオ、それがとても腹がたった。
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