薔薇の王女
涙を拭かれ優しく抱きしめられる。


「メアリ様、俺は貴方だけを見てきた…何年も何年もずっと貴方にだけ恋をしていたんだ。」

自然に私もレオの背中に腕を回す

「熱烈な告白ね…恥ずかしいわ。でも私も同じ気持ちだからいいわ。」


「えっ!?」


驚いたレオの唇に自分の唇を重ねる



「!!!!」


「愛しているわ、レオナルド。あなたが好きよ!」


「えっ!あっ!ジェーン様申し訳ありません!」


「どうしてお母様に謝るのよ!むしろ感謝しないと、レオと会わせてくれたのだから。」


「ああ、もう知らないですよ?俺抑えられないですよ?何年も我慢してきたんだから」


熱く私の唇を奪う。


フェリンペの時にはなかったこの気持ち


私からも求めてしまう。そのままベッドに倒され


「何でこんなに可愛いんだよ…反則じゃないか…」

また激しくキスをする


「それはレオが私には一生敵わない事。それにあなただって…その…素敵よ…」



カァッと顔が熱くなる。いい年して二人でなにやってるのよ!私達!





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