薔薇の王女


「絶対にあなたを悲しませたりしない。ずっと貴方を守ります。」


「当たり前でしょ?あの時の約束忘れていないから。」



レオに着ているドレスを優しく脱がされる。フェリンペの時と違いとても恥ずかしい。


レオも服を脱ぐ。その鍛えられた身体には私を守るために怪我をした跡が何ヵ所もあった。


背中からレオを抱きしめ


「ずっとその身体に私は守られてきたのね…この傷の一つ一つ私の為に」


手を重ねられる


聞こえる。レオの身体の鼓動


「メアリ様を守るためならこの様な傷何ともありません。」

「ありがとう…レオ」




私達は一つになった。


心から愛せる人と出会えて良かった。





< 570 / 625 >

この作品をシェア

pagetop