薔薇の王女
「さぁ、今日の晩は宴だ。各自休息をとり、また集合するように。解散!!」
アイクの声で宿舎に戻る兵士
私はアイクに近づき、手をとる。
「アイク!無事で良かったわ、毎日心配で祈ってたんだから。」
アイクの蒼い瞳は優しく蒼くなり、笑いながら握り返してくれる。
「アン様との約束守る事が出来て良かったです、あなたも随分と成長されアン様も喜んでいることでしょう。」
アイクはお母様の事を話す時嬉しそう、もしかしたらアイクの恋人って
「ねぇアイク、もしかしてアイクの恋人だった人って……お母様なの?」
アイクは目を閉じ、首を振る。
「さぁ、どうでしょうか…でもアン様は素晴らしい女性でしたよ。」
それ以上は深く聞けなくて
でもおそらくはお母様なのかな