薔薇の王女
「私達で守らないと。お父様の国を」
「クレア…お前…」
「私はお姉様を支えます、ずっとずっと。だから女王のままでいてほしい」
ふわりと抱きしめられる。お姉様の肩が震えている
「クレア…ありがとう。私一ついいことを考えたの、あなたもなるのよ女王に。」
私が?
女王に?
「お姉様それはいったい…?」
「あなたもなるのよ女王に、私達二人で国を治めるの。私に力を貸してほしいの…妹よ」
お母様これも運命でしょうか?あなたが命をかけて守ってくれた王位継承権
それがとうとう
「はい、お姉様。私もなります。女王に」