薔薇の王女


「私達で守らないと。お父様の国を」

「クレア…お前…」


「私はお姉様を支えます、ずっとずっと。だから女王のままでいてほしい」




ふわりと抱きしめられる。お姉様の肩が震えている

「クレア…ありがとう。私一ついいことを考えたの、あなたもなるのよ女王に。」


私が?


女王に?


「お姉様それはいったい…?」

「あなたもなるのよ女王に、私達二人で国を治めるの。私に力を貸してほしいの…妹よ」




お母様これも運命でしょうか?あなたが命をかけて守ってくれた王位継承権


それがとうとう



「はい、お姉様。私もなります。女王に」



< 598 / 625 >

この作品をシェア

pagetop