薔薇の王女
すると団長は俺を引っ張り団長室に連れてこられた。

「誰かに聞かれると色々大変でな、適当にかけてくれ。」

言われるがまま近くにある椅子に腰をかける。団長は窓から外を見たまま何も話さない。



……


お互い何も話さないまま時間が過ぎていく


俺としたことが…何であんなこと…今さらながら自分の発言を後悔する 。

「あの、団長…俺聞いては…」




「アン王妃様と私は恋人同士だったのだ。」



俺の声を遮る様に話す団長


「ヘンリー王の王妃になる前は結婚も約束した仲だった、しかしその様なもの王の前では何の障害でもなく…アン様は王妃になられた…」

あまりの話に何も言葉がでない…団長が王妃様と恋人だったなんて


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