薔薇の王女
私は急いで入口に走って行った

お母様

アメリアお母様

会いたかった…会いたかったよ…

ハァ、ちょっと走り過ぎて息が上がっちゃった


「お久しぶりでございます、アメリア様」

そう言ってお姉さまは頭を少し下げた、私も急いで同じように下げる

「そんなに固くならないで下さい、メアリ様、クレア様お久しぶりでございます」
そう優しく声をかけてくれた


少し薄めの茶色のヘッドドレスを着ていたアメリア様


この時代の女性は髪を全てまとめて帽子をかぶり、カチューシャか蝶結びのリボンをするというのが

貴族の女性の服装だった




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