365回の軌跡
その足で行きつけの美容院に入った私は時間外ではあったがカットをお願いした。どうしても今日切りたかった。私の尋常じゃない感じの頼み方とその店は五年間通った常連であったため、私の担当の美容師は快く引き受けてくれた。
「どうして急に?髪伸ばすって言ってたじゃない?」
「…切りたくなったんです」
「そっか、ぢゃ前くらいにカットするよ」
それ以上、何も聞いてこない美容師の優しさが私は少し嬉しかった。
「どうして急に?髪伸ばすって言ってたじゃない?」
「…切りたくなったんです」
「そっか、ぢゃ前くらいにカットするよ」
それ以上、何も聞いてこない美容師の優しさが私は少し嬉しかった。