365回の軌跡
私は遥と自分の家のキッチンに立つ。
「じゃ、よろしくお願いします」
私はエプロンを結ぶと遥に大袈裟にお辞儀をした。
「私も自信ないけど」
遥は照れた顔でお辞儀を返す。
倉持さんの家に行く回数が増えたとのことで、私は料理のレパートリーを増やさなければならなくなり、調理師の遥を家に呼んで講師を頼んだ。麻耶には味見を頼み、隣の部屋でテレビを見ている。
「今日は和食中心のレシピでいくよ?」
遥は私に聞く。
「うん。年寄りが好きそうな料理をお願いします。材料は大量にあるから」
「分かった。じゃあまず茶碗蒸しから…」
「じゃ、よろしくお願いします」
私はエプロンを結ぶと遥に大袈裟にお辞儀をした。
「私も自信ないけど」
遥は照れた顔でお辞儀を返す。
倉持さんの家に行く回数が増えたとのことで、私は料理のレパートリーを増やさなければならなくなり、調理師の遥を家に呼んで講師を頼んだ。麻耶には味見を頼み、隣の部屋でテレビを見ている。
「今日は和食中心のレシピでいくよ?」
遥は私に聞く。
「うん。年寄りが好きそうな料理をお願いします。材料は大量にあるから」
「分かった。じゃあまず茶碗蒸しから…」