sweet love



「いー、何の話?」




あたしの隣に座っている優が沈黙を破った




「あ、のね。あたし自身のはなしなの。三人は知らないと思うから言って置こうと思って。」




三人が頷いたのを見てあたしは続けた



「あのね、あたし中学一年生のとき事故にあったの」




「エッ!?」とエリナの驚く声が聞こえる




「その事故が結構酷かったらしくてね。その事故のせいであたし、後遺症が残っててね。両腕の筋力が弱くて。特に右手の障害が重くてね・・・」



あたしはそこまで言うと三人の反応を待った



「いお、障害ってどこまでひどいの??」



一番初めに声を発したのはエリナだった



「右手では字がかけなくて、荷物を持つなんて持ってのほか。左手はそこまでひどくはないけど、握力は2ぐらいかな。右手は針が全然動かないくらい」








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