ロ包 ロ孝
「恐らく、彼は術の効果を遥かに超える発声をしていたんだと思います」

「やはり。高倉の、いや高峰の血ですね」

「術のシミュレーションが急務です」

「ふむ。犠牲は大きかったが『コード無我』は完遂された。後は外交上の問題をどう片付けるかだな」

 扇状のテーブルに着席した一同は、言葉少なに各々の意見を述べる。

「おほっ、では関さん。大変ご苦労様でした」


∴◇∴◇∴◇∴


  パン! パパン!

 彼の銃が火を噴き、熱い衝動で全身が満たされた。

「これで……また……お前に逢えるよ。里……美」

  グウォォォォンンッ!











 










『 ロ包 ロ孝 』





                《終幕》




20080418daizz☆彡
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