僕は君に恋をした。




スゥッ


と目の前にあぐらをかいてギターを構えた高校生ぐらいの女が


静かに息を吸った。




「“静かな 町の夕暮れ
僕はいつものように
丘の上から 町を見下ろす

君が言ってた
あそこに行けば 嫌なことも
忘れられる…


バカだな。

笑う君が 印象的で
思わず胸が鳴った
あの日 僕は君に恋をした


それから僕は


ずっと ずっと ずっと


君が好きでした…”」




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