日記的詩・歌集『こころ』
帽子と剣
「帽子と剣」
突然視界が狭くなる
わたしの頭に君の帽子
ニコッと笑った君の顔
太陽よりもわたしを照らす
どうしてわたしの側にいるの?
君は答えてくれたね
わたしは何を期待していたのかな
頬に触れた冷たい感触
わたしはそれに一目惚れ
目の前でフラフラ揺れた
あれはきっと催眠術だったのかな
別れが近付き、君とさよなら
君が言ったあの一言
まだ覚えてくれている?
わたしは覚えてるよ
もしも運命というものがあるのなら
わたしの剣と君の剣
きっともう一度
巡り会えるから