オルゴール
第一章 思い出
♪~♪~~~
鞄の中にたまたま入っていたあのオルゴール。
あの、懐かしい・・・・・・
「センパーイ!!何してんですかぁ~??」
ヒック・・・・
「えぇ~??オルゴール聞いてんの。」
「へぇ・・・オルゴール??ボロボロじゃないですかぁ~」
「まぁ、そりゃね。」
今、アタシは居酒屋に居る。
仕事の打ち上げ会だ。
うっとうしい後輩、まあいわゆる今時の女が近寄ってきた。
「てかぁ~センパイってぇ~彼氏いないんですかぁ~??」
ほら来た。恋バナ。
「いない。」
「それってやっぱり、前の恋が忘れられないとかぁ~??」
図星だ。
反論なんて出来ない。
アタシは黙り込んだ。
「ア!!もしかして、このオルゴールってその前の彼氏から貰った品ですか~??」
これまた図星。
「まぁ。ヒック・・・」
あ、確実によってるわ・・・・
「どんなヒトでしたぁ~??教えてくださいよぉ~」
回答に困った。
「はっ、もう忘れたよ。」
忘れるわけ無いよ。
あの日、あの時、あの約束・・・・
一瞬も忘れたこと無い。
貴方は今でもあの約束を覚えていますか?
ねぇ、拓。
今でも貴方は、覚えていますか?
鞄の中にたまたま入っていたあのオルゴール。
あの、懐かしい・・・・・・
「センパーイ!!何してんですかぁ~??」
ヒック・・・・
「えぇ~??オルゴール聞いてんの。」
「へぇ・・・オルゴール??ボロボロじゃないですかぁ~」
「まぁ、そりゃね。」
今、アタシは居酒屋に居る。
仕事の打ち上げ会だ。
うっとうしい後輩、まあいわゆる今時の女が近寄ってきた。
「てかぁ~センパイってぇ~彼氏いないんですかぁ~??」
ほら来た。恋バナ。
「いない。」
「それってやっぱり、前の恋が忘れられないとかぁ~??」
図星だ。
反論なんて出来ない。
アタシは黙り込んだ。
「ア!!もしかして、このオルゴールってその前の彼氏から貰った品ですか~??」
これまた図星。
「まぁ。ヒック・・・」
あ、確実によってるわ・・・・
「どんなヒトでしたぁ~??教えてくださいよぉ~」
回答に困った。
「はっ、もう忘れたよ。」
忘れるわけ無いよ。
あの日、あの時、あの約束・・・・
一瞬も忘れたこと無い。
貴方は今でもあの約束を覚えていますか?
ねぇ、拓。
今でも貴方は、覚えていますか?