【ホラー】秘密
「先生」
そう呼んだのは確かに彼だった。しかしそれは彼の口から発せられたものではなく、彼の意識から発せられたものだと思う。
私は彼を殺した。
いきさつはあまり覚えていない。
「先生」
その言葉を聞いて、はっとして、私は自覚した。
もしかしたら私の幻聴かもしれないが。
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