隣のあいつ
「あ・・・あの・中村先輩・、体育館・・裏来て下さい。お話が・あり・・・ます。」

顔を赤らめた後輩が言う。

体育館裏なんて、明らかに・・・。

はあ・・・。

「わかった。」

俺は体育館裏に行く。

「中村先輩、好きです。」

さっきより顔が赤いが、さっきより堂々と俺を見ながら告白をした彼女・・・。
俺の答えはいつも同じ。

「考えさせて・・・。」

わかりました、とでも言うように首を縦に振り、そこから去った彼女。

「新・・・。」

俺の後ろからは、笑っている奴がいた。何故か顔を赤くして・・・。
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