隣のあいつ

好きだから・・・   遥side

藍ちゃんとの話を終え、果歩を探す。

「遥ちゃん、ちょっといい?」

・・・。本当はいやだ。

目の前の人物は、最近ちょっかいだしてくるやつ・・・。

「いいよ。弥生ちゃん。」

あたしと弥生ちゃんは、体育館裏に向かった。

「なに?」

あたしは、にこにこしながら聞いた。言われることはわかったけど・・・。

たぶん、弥生ちゃんは気付いてる。あたしは笑っているけど、それが目が笑っていない笑いだって・・・。

「あのさ~、その笑いやめて。うざいんだよね・・・。いつもいつも新と話してて。」

嫉妬か。

「嫉妬か~。めっちゃラブラブじゃん。うらやましいなw。あたしも付き合いたいなw。」
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