-twoリング-
「星羅〜!!」

私はこの前、
前髪を切った。

だからかなぁ…

「パッツンじゃーん!!」

と…ひやかせられっぱなし。
私のポケットで
携帯が震えた。

私の携帯は
めったに鳴らなくて、
鳴るなんて珍しい。

同じことを
星羅も思ったのか…
私の顔をまじまじ見た。

「彼氏〜??」

なんて、
星羅はすぐ聞くけど、
私に彼氏なんて
できなかった。

付き合ったことだって
なかった。

私は
携帯を開き、
画面を見た。

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