年下の魔法


あたしが笑いを堪えながら見ていると、



「こら和輝!!あたしの妹をいじめるんじゃないの!」




お姉ちゃんがかずちゃんの頭を叩いていた。





「お姉ちゃん?!?!」




「おう!」



お姉ちゃんはそう言って笑顔で手を挙げた。




「いてぇーじゃねぇか美希!!」




「あたしの大事な妹をいじめた罰です〜。まだまだそれだけじゃ本当は済まないんだから!」




「いじめてねぇよ!」





2人はお互い怒りながらも楽しそうに言い合いをしていた。




そんな二人のやり取りを見ていたら、何だかかずちゃんって…お姉ちゃんの事がすきなのかな?って思っちゃった。

そんな訳ないのにね!


…でも、お姉ちゃんと喋る時のかずちゃんは目がキラキラ輝いてるし、すっごい嬉しそうな顔してるんだよなあ〜……。


怪しい!!


< 23 / 23 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop