年下の魔法
「いったあ〜」
「ゆう、ちょっと大丈夫?」
絢が笑いをこらえながらいってくる。
も〜!!
人が痛がってる時にい〜
「笑わないでよ〜」
半泣きで絢を睨む。
「だって…また何にもない所でいきなり転ぶから…」
「もう、絢笑いすぎ!あたし、もう帰るからね〜だ」
あっかんべーした。
「はいはい、何かあったら連絡して!すぐ行くからね〜」
といいながら絢は携帯を横に振った。これはあたし達の挨拶みたいなもの。
「ありがとっ」
何だかんだ言って、絢は結構頼れるんだよね〜。
そんな事を思いながら私も携帯を横に振り、学校を出た。