KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
「そんな…っ
ココアまで用意してもらって、迷惑だなんて思いませんよ」
璃那ちゃんは、ブンブンと、必死で顔を横に動かす
この子、なかなか面白い子だなぁ…
鋼柳が、好きになるのも、分からなくはない
「それで、あの……駿河くんは、あたしのこと何て言ってました??」
「……まぁ、正直に言えば、悪いともいいとも言ってなかったかな…?」
俺…涼が姉崎に手を出すのは、なんか嫌だった、とかしか言ってなかったし…
「……でも、鋼柳は、璃那ちゃんのこと好きだと思うよ」
璃那ちゃんに聞こえないように、その言葉を静かに付け足した
「……あのさ…もしも、鋼柳が……その~…」
俺は、璃那ちゃんに、どうしても聞きたい事を聞く事にした
仕事の事だから、少し言いにくいけど…