KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
「そうなんですか…」
納得したように頷いた璃那ちゃんを見て、少し安心する
「他、ある??」
今のみたいな苦しい質問はしないでくれ、と心の中で祈りながら笑顔でそう聞く
「…もう、無いと思います」
心の中の俺がガッツポーズする
「そっか
じゃ、そろそろ時間も遅くなってきた事だし…
…鋼柳、いい加減隠れてないで出てきなよ」
俺は、璃那ちゃんの方を向いたまま、鋼柳にそう呼びかけた
「え…」
いきなり、変な事を言い出す俺に驚く璃那ちゃん
いや、変な事ではないんだけど…
実際に扉の向こう側にいるし…