KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
昇、そんなに質問したのかな…?
「大丈夫だよっ!!
心配かけてごめんね」
そう言って、俺に笑顔を向ける姉崎
だけど、なんか苦しそうだった
「本当に……大丈夫なのか??」
すると、だんだん姉崎の足がフラついてきた
「お、おい!」
ボーっと俺の顔を見て、ニコッと笑ったかと思ったら、俺のほうに体を傾けてきた
反射的に避けようとするのを堪え、姉崎の体を受け止める
「姉崎…!!」
俺は姉崎の顔を見る
姉崎が苦しそうに荒い息をしていた
額に手をあてると、すごく熱くて熱があるのが分かった
俺は姉崎の家を知らないので、一旦、店に戻ることにした
「しっかりしろよ、姉崎……」