KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
俺は最初に出会ったときみたいに、姉崎をお姫様抱っこして急いで店に戻った
「っ…!…昇!!!」
「鋼柳…と、璃那ちゃん…?」
まさか戻ってくるとは思ってなかった昇
「姉崎…ハァハァ…熱……ッ…ハァ…」
少し距離があって、全力疾走してきたので少し息が切れたけど、俺のその言葉だけで昇が状況を理解したらしい
「とりあえず、璃那ちゃんはこっちに寝かせて」
俺は店の奥の部屋へ入り、昼寝用のベッドに姉崎を寝かす
「ん~…確かにちょっと熱いね…
風邪薬を飲んでもらって、それで下がらなかったら病院だな」