KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~






そりゃあ、私だって戻れるものなら戻りたい





……でも、そんなことはできないから…





前に進むしかないの……





「……そうですか…





……頑張りましょうね…!」





最後に私に笑顔を向けて立ち去った女の子





……もう、あの女の子を見ることは二度とない





見ることができたとしても、それはあの世に着いたころになるだろう





「後悔、か……」





分かってる……





どんなに足掻いても、勝てるわけがない




ただ犬死にするだけなんだ





でも……まだあの子とあの人がいるから…





鋼柳と昇がいるから……諦めるわけにはいかない









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