KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~





女は、俺と昇の顔を見て、フッと笑う





「どういう意味だ…?」





昇は心当たりがあるみたいで、声が強張っている





「分かってるでしょ……?





……もう、時間みたいね…





お別れの時間だわ…」





困ったように笑う女の近くにある出入口から、音が聞こえる




「ドンドンドンドン!!!」





……鍵が壊されているようだ





「じゃ、笑うは先に逝って待ってるから……





しっかりやってよね」





あみは、自分が持っていた銃を頭まで持ち上げ、銃口を……







…自分の頭に向けた





「お前っ……




何やって……!!」









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