KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
戸惑い
「じゃぁ、行ってくるね…鋼柳」
あの夜から、数日経った
あれから、すぐに家へ帰ると、姉崎は携帯を片手に驚いたような顔をしてこっちを見ていた
聞いてみると、今から昇に電話をかけるところだったようだ
それから姉崎は、自分の親に連絡して家に帰った
「あぁ……
気をつけて」
昇はあれから……
前とは比べ物にならないほどの仕事の量をこなしている
しないよりはマシだけど、体が壊れるんじゃないか、と心配になるほど異常な量だ
おかげで、俺に仕事がまわってこない…
「さてと……」
昇は俺が学校から帰ってくると、入れ替わりのように仕事へ出かけていき、朝まで帰ってこない