KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
「休んでろよ
絶対動くな」
昇はコクン、と頷き、目を閉じる
俺は啓汰の所へ行き、タオルをとってくる
啓汰はバケツに水を入れて、その中に弾を入れる
…弾は、もしかしたら使えるかもしれないしな…
俺と啓汰はタオルで傷口を縛っていく
本当は先に縛るべきだったんだろうけど……慌てていて、忘れていた
昇は気を失っているみたいで、起きない
「フーッ…
あとは救護班がくるだけだな」
「だなー…
おつかれ」
「おつかれ」
俺と啓汰は手についた血を洗い流し、息をつく
ちなみに、救護班は組織の医療チーム
…普通に病院にいけるわけないしな…
行ったら、警察沙汰になって、身元がバレるから……