KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~





「バンッ!!」





屋上の扉を勢いよく開けると、風がサァ…と、横を通り抜けていった




「……フゥ…」





せっかく今日はちゃんと授業受けようと思っていたのに、女共が騒いだせいでやる気がなくなった





今日もサボろう……





1限目が終わったら、教室に戻って姉崎を捜さなきゃな…





休み時間と放課後は、姉崎と一緒にいよう……





涼が姉崎に何かすると決まっているわけじゃないけど、用心しておいた方がいい





「…少し……寝るか」





俺は櫻華を置いて、座ったまま寝る





昇のこともあったし、あまり眠れなかった…





今日はいつにもまして眠い





こんなに眠いことは今までにないんじゃないかと思う





しばらく寝て、1限目をサボると、俺はすぐに教室に戻る





「あ、駿河くん…





おはよ」









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