KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
「明日もいいか?…弁当」
姉崎は、口をポカーンと開けて、驚いている
「…もちろん!!」
自身満々に言う、姉崎に自然と笑みがこぼれる
「あっれー?
素敵でカッコイイ、そしてクールな駿河鋼柳くんだー!」
…このうざい声は……
「…涼……」
俺は、姉崎を引き寄せる
「…先生だろ?」
ニヤニヤとした顔で近寄ってくる
「……近付いてくんなよ、おっさん」
姉崎は、俺と涼の険悪な空気に戸惑っている
「口の訊き方には気をつけろよ、餓鬼?」
涼は俺から目を離して姉崎を舐めまわすように見る
俺の服の袖をキュッと握る姉崎