KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
俺はそんな姉崎の腰に手を回し、体を密着させる
「目つきがエロいんだよ
女子高生を、なんて目で見やがる」
眉間に皺を寄せて、そう言う俺を、鼻で笑う
「女子高生じゃなくて、俺の女を、だろ?
大切な女を守ろうってか?
前のお前では、想像もつかねぇな
悪いが、お前には構ってらんねぇんだ
そこのお嬢さんに用がある」
白衣のポケットに手を突っ込んだまま、姉崎に近付く涼
姉崎は、少し怯えているようだ
「なぁ……
お前、昨日……問題出したよな?
あれ…どういう意味だ?
ちゃんと学校に来てるじゃないか」
涼が出した問題
…明日、あの女は学校に来るだろうか?…