KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
姉崎は、小さく頷く
俺は腰にある手を退けて、姉崎の背中を押す
「…あーぁ……
お前のせいで、また逃げられたじゃん」
走っていく姉崎を見ながらそう言う涼
「…お前の性欲処理機に使うな
使うんだったら、他の女にしろ」
俺は涼を冷めた目で見る
「性欲処理機って……
あの子は、興味があるだけだ
手は出さない」
嘘付け…
最初に襲おうとしたのは、どこのどいつだよ