KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
「……信用できない
ともかく、あいつは俺の大切なもんだから、指一本でも触れたら……」
俺は櫻華を涼の喉に向ける
「…殺す」
そんな時でも、余裕の笑みを向ける涼
「おっかねぇなぁ…
でも、こんなところで殺気剥き出しにするのはどうかと思うぜ?
…処分されたくなかったら、さっさとそいつをおろすんだな」
涼から、笑みが消える
「……その殺気を出させてんのは誰だと思ってんだ?」
俺は、櫻華をおろしてそう言った
涼は、フゥ……とため息をついて、
「……お前、殺人人形のくせに…
感情出しすぎじゃね?
もっと、考えて行動しないと、マジで殺されるぞ」
と言って、保健室に戻っていった
幸いなことに、俺らの会話は、周りには聞こえない程度で話したから、内容は聞こえていない