KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
周りのやつらは、コソコソと…
「何があったんだ?」
「いや、よく分かんねぇ」
「…会話があんまり聞こえなかったからね~」
「駿河様とあの女……どういう関係なのかしら…」
「あも教室に入ったよね?本人に聞いてみよ?」
とか言ってる
…姉崎、頑張れ
俺は心の中で姉崎にエールを送る
―――キーンコーンカーンコーン
2限目の始まりを告げる鐘が鳴る
俺は教室に入って、自分の席に座った
隣の席の女が顔を赤くしてこっちを見ている
……あんまりいい気分ではない
「お……
駿河、授業受けるのか?
珍しいな」