KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
変わらないこと
「徹底的にバレないようにするんだったら、学校では会わないようにするとか、
その姫華ちゃん…だっけ?その子だけどじゃなくて他の子とも程よく付き合うとかいう方法もあるけど…?」
俺は古賀の話を聞きながらベッドに座る
「…それは多分、啓汰にはできないな
他の子と仲良くすると、姫華が嫉妬するだろうし、学校で会わないんだったらどこで会うんだよ
放課後も、休日も仕事が入ってるんだぞ?」
俺は、涼が保健室から出て煙草を吸ってるのを見ながらそう言った
「じゃぁ、どうすんの?
あ、別れるっていう方法もあるよ
無理だと思うけど」
無理と思うんなら、最初から言わなければいいのに…
「どうするって言われてもな…
とりあえず、明日の朝、7時にここ集合にしないか?
啓汰に直接聞かないと分からないこともあるし、啓汰がいた方が話しが進めやすいしな」